2021年8月6日 / 最終更新日時 : 2021年8月6日 関口 その他 不動産の共有者が亡くなり相続人がいない場合の扱いについて 民法255条は、共有者の1人が死亡して相続人がいないときは、その持分は他の共有者に帰属すると規定しています。一方、民法958条の3は、相続人の不存在が確定した場合に特別縁故者に相続財産分与の請求権を認めています。そこで […]
2021年7月29日 / 最終更新日時 : 2021年7月29日 関口 家事関係 再婚相手との養子縁組による実父の養育費支払い義務について 離婚後、親権者である元妻が再婚して再婚相手と子が養子縁組をし、実父が養育費支払い義務の免除を申し立てた事案で、裁判所は、実父が養育費免除の調停を申し立てた時点で養育費支払い義務がなくなると判断しました(東京高決令和2年 […]
2020年11月23日 / 最終更新日時 : 2020年11月23日 関口 家事関係 認知症を患っている高齢者の不動産売却に関する契約無効の主張について 悪質な不動産会社が認知能力の衰えた高齢者に不動産売却を持ち掛け、安価な価格で買い受けるというトラブルが多く発生しています。認知症として既に後見開始の審判を受けている場合は、原則として売買契約を取り消すことが可能ですが( […]
2020年10月4日 / 最終更新日時 : 2020年10月4日 関口 家事関係 婚姻費用分担審判の申立後に離婚が成立した場合、婚姻費用分担請求権は消滅するか 婚姻費用の分担は、当事者が婚姻関係にあることを前提とすることから、婚姻費用分担の審判の申立後に離婚が成立した場合、婚姻費用分担請求権が消滅するか否かが問題となります。この問題については、離婚成立後は請求権が消滅するとい […]
2020年9月24日 / 最終更新日時 : 2020年9月24日 関口 家事関係 遺言書の有効性について争いがある場合 相続の際、遺言書について紛争が生じる場合があります。遺言書は法律によって形式的要件が定められていますので、その要件を満たしているか、あるいは、偽造されたものであるか、遺言者が遺言書を作成したときに遺言能力があったか、ま […]
2020年9月24日 / 最終更新日時 : 2020年9月24日 関口 家事関係 遺言執行者について 遺言で遺言執行者が指定されることがあります。多くは、相続人のうちの一人であったり、弁護士等の専門家であったりします。このように遺言執行者が遺言により指定された場合も、その者が当然に遺言執行者に就任するわけではなく、指定 […]
2020年9月6日 / 最終更新日時 : 2020年9月6日 関口 家事関係 遺言における受遺者死亡の場合、その遺言の効力について 例えば、夫婦がそれぞれ、自分が亡くなった場合に相続財産の一部について相手方が相続する旨の遺言(遺贈)を残すことがあります。この場合、相手方が先に亡くなると、その部分については効力を生じません(民法994条)。この場合、 […]
2020年9月1日 / 最終更新日時 : 2020年9月1日 関口 家事関係 婚姻期間が20年以上の夫婦の一方の他方に対する居住用不動産の特別受益該当性 相続人に対する贈与や遺贈がある場合に特別受益として扱われることがありますが、婚姻期間が20年以上の夫婦の一方が他方に対して居住用不動産を贈与、遺贈した場合は、持ち戻しの免除の意思表示があったものと推定されることになりま […]
2020年9月1日 / 最終更新日時 : 2020年9月1日 関口 家事関係 相続トラブルを防止するために 相続に関してトラブルが生じやすいことから、「争続」などと言われることがあります。それでは、どのような原因でトラブルとなるか幾つか例を挙げてみましょう。まず、①相続人間で被相続人とのかかわりが異なる場合が挙げられます。例 […]
2020年2月29日 / 最終更新日時 : 2020年9月1日 関口 家事関係 子の面会交流に相手方が応じない場合の対応方法について 調停又は審判により面会交流について定められたにもかかわらず、相手方が面会交流に応じない場合、①家庭裁判所に履行勧告を申し立てる、②再度調停を申し立てる、③間接強制の執行を申し立てるという方法が考えられます。 まず、履行 […]